「田中の山」でいいか

今日は月イチの会山行の日。

前日までの大風と、雨予報にビビる。

でも、朝起きたらいい天気で。風もなく、ついでに生暖かい。

ホントに2月?暖かすぎない?

 

今日は、大先輩のさんぽコースの、千鳥町から尾根沿いに浜町の方へ歩く。

三陸沿岸ならではの、冬場の低山ハイクである。

 

さんぽ、なんていうから!

緩やかなゆったり道を想像してたわたし。

とんでもないわ!散歩じゃなく、トレーニングの道だ。

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急斜面にとりついて、やっと尾根に出たと思ったら。

そこからは、アップダウンの連続。

稜線歩きはこんなものなんだそうだ。

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緩やかそうにみえるけど、結構な坂

 

先々週の雪崩講習会で、雪崩れる危険があるのは斜度30℃から45℃だと習ったばかりのわたし。

「ここ30℃はあるよね・・・」

「そんなにないよ~せいぜい20℃だね」「え!?これで?」

「斜度30℃はもっと急。45℃なんて直滑降じゃ怖くて降りられないような急斜面だよ」と。

そうなんですか^^;

・・・・そんなところを登ったり、下ったり。

 

下草は殆どない。かさかさの渇いた黄土色の固い土。

所々に落ち葉の吹きだまりがうっすらある程度。

そして、あちこちにいっぱいあるのはシカのフンだ。

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足元に、石の標柱がある。

三角点?でも、こんな半端なとこに?と思ってまじまじ見たら

「田中」である。

これが稜線沿いにある。国土調査の杭と同じように点々とある、「田中」が。

聞けば、こっち側だけでなく小川に向かう方の稜線にもあるのだそう。

 

昔々田中さんが炭焼きのために、一山買ったんだって。それだろうって。

ここは田中さんちの山だったんですね♪

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浜町側に近づくと、街の景色から湾港防波堤、そして太平洋へと景色がかわる。

半島と半島が折り重なるように連なっている。

リアス式海岸だ。

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日当たりのよい、眺めの良いところで休憩。

師匠は、急斜面に座ってひなたぼっこ

(うしろから押してみているおちゃめな大大センパイw)

 

大きな岩には、小さな鳥居と神様が。

ちっちゃいピークにも時々お地蔵さんや祠が祀ってある。

 

途中から三陸浜街道に合流する。

みちのく潮風トレイル「三陸浜街道の歴史の道」だ。

ゴールの尾崎神社まではもうすぐ。

低い割には、腿に効く山行だ。

低山を侮ることなかれ~